ハウスメーカーの営業に突っ込んで聞くことが重要!

新たに家を建てるためには多くの作業が必要で、設計士や大工さんの他にも、電気工事・配管工事・内装などの工程ごとにそれぞれで地元の会社に発注して順番に工事が進められます。ハウスメーカーは一連の作業を統括して建物を完成させますが、施主(ユーザー)は各工程の工事を担当する作業員と直接交渉をすることはありません。住宅メーカの営業担当者がユーザーと予算・基本プラン・オプション選択や細かい要望などの打ち合わせをして、現場で作業をするそれぞれの担当者に伝えます。工事の途中で何らかの問題が生じて設計や仕様を変更せざるを得ない状況が生じることもあり、このような場合も現場の作業員からハウスメーカーの営業マンを通してユーザーに伝達されます。

ハウスメーカーの営業担当者は単に会社のサービスを宣伝したり勧誘するだけではなく、設計から引渡しに至るまでにユーザーと現場の作業員の連絡という重要な役割を果たします。営業担当者の多くは文系大学出身で建築に関する専門的な内容を学んでいないのでプロではありませんが、仕事を通して多くの知識を得ているのでセミプロ的な存在といえます。ハウスメーカーの営業マンは施主の要望を聞いて間取りや予算計画のアドバイスをしたり、設計段階や建築が開始された後に何かの問題が発生した際は解決方法の提案をするための提案力、などが必要です。もしも能力不足の人が担当すると顧客の希望を住宅の設計に反映してもらえなかったり、何かの問題が生じた際に施主が大幅な妥協を強いられてしまう、といった問題が生じる恐れがあります。

ハウスメーカーの営業の仕事には高いスキルが求められるので、希望通りのマイホームを建てるためには能力のある営業マンに担当してもらうことが重要です。注文住宅を建てるためにハウスメーカーを探す時には有能な人材が多く在籍している会社を選ぶ必要があり、モデルルーム見学などの際に実際に話をしてみて判断する必要があります。ハウスメーカーの営業マンの質をチェックするための方法は、突っ込んだ内容を聞いて返答内容や態度を見ることです。営業マンをチェックする際のポイントですが、専門的な内容を一般人に分かりやすく説明できるか・客の要望や意見を細かく聞くかどうか・ユーザーの利益のための提案をしてくれるかどうか、といった点です。住宅展示場などで開催されるモデルルーム見学に行けば、ハウスメーカーの営業マンと会話をして質問をする機会があります。

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